「設計職を辞めたいけど、転職すべきかわからない」
「数年しか働いていないのに辞めるのは危険…?」
「技術職が向いてない人はどうしたらいい?」
このように、設計職が苦痛で転職・退職を検討していませんか?
業務量が多く多忙な生活が続いていたり、モノづくりの仕事に興味が持てなかったりすると、設計職を辞めたくなりますよね。
ただ、いざ転職などをしようと思うと、本当に今の会社を辞めてもいいのかと不安になるものです。
そこで今回は、以下について解説します。
- 多くの人が設計職を辞めたいと思う理由
- 苦痛を感じながら働き続けるリスクと決断のヒント
- つらい現状を変える具体的な3つの方法
結論、今の仕事がつらくて悩んでいるなら「部署異動の相談をする・転職して環境や仕事を変える・つらすぎるならとりあえず退職する」の3つが現実的な選択肢です。
無料で使える「マイナビメーカーAGENT」なら今後のキャリア相談にも対応してくれるので、ひとりで悩みを抱えている人はぜひ気軽に話を聞いてもらうことをおすすめします。
【口コミあり】設計職を辞めたいと思う主な4つの理由
多くの人が設計職を辞めたいと思う主な理由は、以下の4つです。
- ものづくりに興味がない・技術職が向いていない
- 業務量が多く年収が割に合わない
- 部署内外の人間関係に悩んでいる
- 業務内容にやりがいがない
設計職の業務に苦痛を感じているのは、自分だけではありません。
それぞれ口コミも交えて紹介するので、ぜひ自身の状況と照らし合わせながら読み進めてみてくださいね。
1.ものづくりに興味がない・技術職が向いていない
もうなんか凄く仕事辞めたい
俺に設計職なんて向いてないわ
この変わらない日々嫌すぎる— わたP (@fabularis6129) February 3, 2017
意外と多いのが「ものづくりに興味がなく、設計職の適性がない」という理由です。
多くの場合、メーカーの待遇(給料や福利厚生など)は他社よりも優れています。
しかし、設計職の業務内容にやりがいや面白みを感じられず、虚無感を覚えて辞めたくなる人は少なくありません。
上司や先輩を見ても、待遇がよいという理由だけで続けている人は多くいるはずです。
転職をしないと何十年も同じ仕事を続けることになるので、設計職に適性がないと感じると辞めたくなるでしょう。
2.業務量が多く年収が割に合わない
@pnkmc 弊社とか、いろいろな人の話を聞いて考えると、電気電子界隈で設計職って割に合わないというか、労ばかり多いなぁ…と。やるなら生産系の方がまだマシのような気がしてます。
— 103yen (@103yen) May 8, 2015
設計職は新製品の開発だけでなく、突発的に発生する不具合対応もする必要があります。
新製品は立ち上がり続けるので、基本的に仕事が落ち着くタイミングはありません。
また、開発業務がすべて予定通りに進むことはまずないので、日常的に納期に追われがちです。
ただ他部署と比べても多い業務量が、給料に大きく反映されることはありません。
業務量に対して年収が割に合わないと感じると、設計職を辞めたいと思うのも無理はないでしょう。
3.部署内外の人間関係に悩んでいる
本格的に辞めたい。会社のやってる事はおもろいんやけど、設計職の社員の上司に当たる人達が4人、その4人の中まともなのは1人だけであとはクソ
— とある@とある機械設計の追憶 (@noripponorippo) February 25, 2021
設計職では、人間関係に悩み転職・退職をする人も多くいます。
メーカーには古くからの慣習が残っており、体育会系の上司や先輩社員がいることも珍しくありません。
ものづくりの上流工程であるゆえに、生産技術や製造部から厳しい批判を受けることも多いです。
若手社員にとって苦痛な飲み会が、必要以上に開催されている会社もいまだにあります。
職場の人間関係に悩むと精神的に大きな負担となるので、誰しも退職したくなるでしょう。
4.業務内容にやりがいがない
設計職なのに外国のメーカーに丸投げしている委託の開発。だから毎日英語の資料作成しかない。設計なのにCAD使わずにパワポとGoogle翻訳がメインのツール。何の為のXeonのRAM16GのPCよ?もう辞めたい。
— axia_かなで (@axia_panya) July 5, 2021
1つ目の理由とやや似ていますが、やりがいのなさを理由に辞めたくなる人もいます。
中小企業では、口コミのように開発を外注していることが少なくありません。
大企業でも、同じような製品の開発ばかりを担当しており、マンネリ化していたり新たな技術を学べなかったりして、不満を感じる人は多くいます。
業務内容に創造性を発揮する機会や新鮮味がないと、設計職を辞めたくなるでしょう。
【危険】設計職を辞めたいと思いながら働き続けるリスク
続いて、苦痛を感じながら無理に設計職を続けるリスクを紹介します。
- 精神的な病気になる可能性がある
- 現在の会社から離れるのが難しくなる
漠然と理解しているつもりでも、自分のことになると冷静な判断ができない人は少なくありません。
無理に我慢を続けると今よりも悪い状況になりかねないので、自身の現状を客観視するためにも最悪の事態を想定しておきましょう。
1.精神的な病気になる可能性がある
まず考えられるのは、うつ病や統合失調症などの心の病気になる可能性があることです。
これは詳細な説明がなくとも理解できると思いますが、設計職などの技術職ではストレスが原因で精神病になる人が少なくありません。
日本では10人に1人がうつ病経験者であり、「自分は大丈夫」と思っている人ほど小さなことをきっかけに心が限界を迎えやすいです。
会社に行くのが嫌だったり、仕事中に胃が痛くなったりする人は、このまま無理を続けていると危険です。
現状を変える決断をするのは大変ですが、もし現在強いストレスを感じているなら、転職や退職を真剣に検討することをおすすめします。
2.現在の会社から離れるのが難しくなる
同じ仕事を長年続けると、転職や退職の決断が難しくなります。
現在の会社で仕事をこなすスキルが身についたり、徐々に待遇がよくなったりして、入社直後よりも労働環境がよくなるからです。
上司や先輩のなかにも、現在の会社に満足していないけど惰性で続けている人は多くいるのではないでしょうか?
「あの先輩のようにはなりたくない」と思っていても、我慢して続けていると自分も同じ道をたどる可能性が高いです。
5年後10年後によりよい生活を送りたい人は、できるだけ早いうちに職場を変えてみるとよいでしょう。
少しでも「設計職を辞めたい」と感じる人に伝えたいこと
次に、少しでも「設計職を辞めたい」と感じる人に知っておいてほしいことを紹介します。
- 何らかの変化を起こさないと状況が改善することはない
- 今の会社以外にも働き先は山のようにある
- 適性がないなら設計職にこだわる必要もない
前章ではリスクを紹介しましたが、決して絶望的な状況ではありません。
決断を下す際のヒントになるはずなので、転職を検討している人はぜひ参考にしてくださいね。
1.何らかの変化を起こさないと状況が改善することはない
少し厳しい意見になりますが、何もしないと状況が改善しないことは認識しておくべきです。
今の職場で労働環境が激的に改善したり、人間関係の悩みが完全になくなったりすることはまずありません。
ただ職場を変えれば、今抱えている悩みの多くは解決する可能性があります。
仕事のストレスが大きいと視野が狭くなりがちですが、自分次第で現状は好転させられます。
多忙な生活のなかで正常な判断をすることは難しいですが、まずは何らかの行動をすれば状況を改善できると理解しておいてください。
2.今の会社以外にも働き先は山のようにある
世の中には、非常に多くの会社があります。
とくに1社しか経験がないと転職を難しく捉えがちですが、ほかの会社の内定を得るハードルはそこまで高くありません。
「自分はいつでも転職できる」といった感覚を持てると、現職に不満を感じた際にも気持ちが楽になります。
自分と似た人材を募集する求人を見るだけでも需要は確認できるので、精神的な余裕がない人こそ他社の求人をチェックするとよいでしょう。
3.適性がないなら設計職にこだわる必要もない
転職活動をする際には、設計職にこだわる必要もまったくありません。
設計職を経験して向いてないと感じたら、転職を機にほかの職種に挑戦してみるのも1つの選択肢です。
たとえば技術職で考えても、設計職以外に次のような職種があります。
- 研究開発
- 生産技術
- 生産管理
- 品質保証
- 購買・調達
新卒入社して初めて経験した職種が、自分にぴったりの仕事である可能性は低いです。
キャリアチェンジをする際には、設計職をするなかで得られた自分の感覚を反映できるので、より適性のある仕事に就けるはずです。
職種を変えるだけで、仕事に対する悩みの大半が改善されることも多いので、設計職が合わないならほかの職種も検討してみるとよいでしょう。
設計職を辞めたい人が現状を変える3つの方法
ここからは、つらい現状を変える具体的な3つの方法を紹介します。
- 部署異動できないか相談する
- 転職して職場環境や仕事を変える
- つらすぎるならとりあえず退職する
繰り返しお伝えしているように、状況を好転させたいなら何らかの行動をするしかありません。
それぞれ簡潔に解説するので、まずはどんな選択肢があるのか理解しておきましょう。
1.部署異動できないか相談する
会社の待遇には満足していて設計職だけに不満がある場合は、部署異動がおすすめです。
部署異動すると新たな業務を覚えないといけませんが、同じ商材を扱う分、転職する場合よりもスムーズに職場に馴染めます。
設計職の経験があることで、ほかの人にはない視点から意見を出せることもあるでしょう。
転職よりも部署異動のほうがハードルが低く感じる人は、一度上司や人事に相談してみてください。
2.転職して職場環境や仕事を変える
会社自体に不満がある人や現在の同僚と関わりたくない人は、やはり転職するのが一番です。
転職して職場環境を変えれば、業務量や人間関係の悩みなどをすべて解消できる可能性があります。
設計職として働きたくない人は、転職をきっかけに仕事を変えるのもよい選択でしょう。
専門性が高い設計職は、転職活動でアピール材料にできることも多くあります。
次章では、転職活動を始める際におすすめのサービスを紹介しているので、気になる方はぜひ一度目を通してみてくださいね。
3.つらすぎるならとりあえず退職する
現状がつらすぎる方は、転職先を決める前に退職するのも1つの選択肢です。
多忙な業務と同時並行で転職活動を進めるのは、心身ともに負担が大きいです。
無理に転職活動を進めて、自分で自分を追い込んでしまっては元も子もありません。
自分の身を守るためにも、つらすぎるなら退職を考えてみてください。
- 上司や先輩に「設計職を辞めたい」と伝えられない人
- 辞めたいと思いながらも、ずるずると続けてしまっている人
- 退職意思を伝えてからの面倒な手続きをしたくない人
上記に当てはまる人は、退職代行Jobsなどの退職代行サービスを利用するのもおすすめです。
退職代行を使うと、会社に直接言いづらいことなどがあっても代わりに対応してもらえます。
退職代行Jobsには、無料でカウンセリングしてくれるサービスもあります。
退職について不安がある方は、1度相談してみてもよいでしょう。
設計職を辞めたい人におすすめの転職エージェント3選
では、設計職を辞めたい人におすすめの転職エージェントを3つ紹介します。
- 「マイナビメーカーAGENT」
製造業やメーカーへの転職を目指す人におすすめ - 「リクルートエージェント」
設計職からほかの職種へ転職を目指す人におすすめ - 「doda」
未経験からのキャリアチェンジを実現したい人におすすめ
「選考に進めば転職できそうな企業がある」とわかれば、精神的にもかなり楽になるはずです。
上記は求人を見るためだけにも使えるので、気になるサービスに登録してまずはどんな企業が募集しているかチェックしてみるとよいでしょう。
1.製造業やメーカーへの転職なら「マイナビメーカーAGENT」
こんな人におすすめ | 初めて転職活動をする人 製造業に精通したアドバイザーに相談したい人 |
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対応エリア | 全国 |
公式サイト | https://mynavi-agent.jp/maker/ |
【マイナビメーカーAGENTの特徴】
- 20代から最も支持されている転職エージェント
- 初めての転職でも丁寧にサポートしてくれる
- 決定率を高める豊富な転職支援が受けられる
- 大手ならでは求人数の多さ
- 業界に精通しているアドバイザーばかり
マイナビメーカーAGENTは、株式会社マイナビが運営する「製造業」「メーカー」などに特化した転職エージェントです。
大手のマイナビが運営しているため、求人数が多いだけでなくコンサルタントからの手厚いサポートが受けられます。
製造業に特化していることもあり、業界に詳しいメーカー出身のコンサルタントが多く在籍しています。
「マイナビ」が運営しているため大手の安心感がありつつ、専門性も兼ね備えていることが特徴です。
2.設計職からほかの職種へ転職を目指すなら「リクルートエージェント」
こんな人におすすめ | 職種を変えたいけど何から始めるべきかわからない人 どの転職エージェントがよいかわからない人 |
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公開求人数 | 約127,000件 |
非公開求人数 | 約200,000件 |
対応エリア | 全国 |
公式サイト | https://www.r-agent.com/ |
【リクルートエージェントの特徴】
- 求人数が業界トップ
- 転職支援実績も業界トップ
- あらゆる業界に対応している
- 豊富な実績をもとにサポートしてくれるため内定率が高い
- コンサルタントの交渉力が高い
リクルートエージェントは、求人数や支援実績が業界トップの転職エージェントです。
とにかく幅広い求人を取り揃えているので、どんな方でも希望の求人が見つかります。
また、コンサルタントは豊富な経験やノウハウを持っているので、サポートの質も高いです。
どの転職エージェントを利用するか迷っている方は、まずはリクルートエージェントへの登録をおすすめします。
3.未経験からのキャリアチェンジを実現したいなら「doda」
こんな人におすすめ | 幅広い業界・職種の求人を見たい人 未経験からの転職実績が豊富なエージェントを利用したい人 |
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公開求人数 | 約105,000件 |
非公開求人数 | 約35,000件 |
対応エリア | 全国 |
公式サイト | https://doda.jp/ |
【dodaの特徴】
- 業界2位の求人数
- あらゆる職種の求人に応募できる
- 土曜日にもカウンセリングの対応をしてくれる(電話・メールでもOK)
- 未経験からのキャリアチェンジが実現できる
- スカウトサービスを活用すれば、企業から直接オファーが届く
dodaは業界2位の求人数を誇り、幅広い職種の求人に応募できる転職エージェントです。
30年を超える転職支援の実績があり、サポート体制も充実しています。
キャリアアドバイザーがあなたの強みや弱みを客観的に整理してくれるので、未経験からの転職でも方向性を見つけやすいです。
生産技術からほかの職種へ転職を目指すなら、業界1位のリクルートエージェントと合わせてdodaを利用することをおすすめします。
【補足】設計職を辞めるべき人・続けるべき人の特徴
最後に補足情報として、設計職を辞めるべき人・続けるべき人の特徴を紹介します。
- 設計職を辞めるべき人
- 設計職を辞めないで続けるべき人
仕事のストレスが大きいと心身ともに余裕がなくなり、視野が狭くなりがちです。
視野が狭い状態では、いずれ後悔してしまうような誤った決断をしかねません。
将来の自分を助けるような選択をするためにも、自分が設計職を辞めるべきかどうかの判断基準を頭に入れておきましょう。
設計職を辞めるべき人
設計職を辞めるべき人の特徴は、以下のとおりです。
- 仕事のせいで、プライベートでも元気がなくなった人
- 5年後10年度を想像した際に、同じ仕事を続けているのが嫌な人
- 設計職のほかに、挑戦してみたい仕事がある人
趣味や好きなことにも熱中できなくなったり、休日はほとんど寝て過ごさないと回復できなかったりする人は、すでに心身ともに疲弊しています。
将来も設計職であることを想像すると嫌悪感を抱く人も、できる限り早く転職をすべきです。
設計職に限った話ではありませんが、人生の目的は嫌な仕事を我慢して続けることではありません。
ほかにやりたいことや挑戦してみたいことがある人は、転職のハードルが上がる前に思い切った決断をすることをおすすめします。
設計職を辞めないで続けるべき人
設計職を続けることを検討すべきなのは、設計職に就いてから半年〜1年程度の人です。
理由は単純で、短期間では設計職が自分に合っているか適切に判断できないことが多いからです。
もちろん明らかに自分に向いていない場合や、ほかにやりたいことがある場合は転職をしても問題ありません。
しかし「何となく辞めたい」のような感覚で退職すると、転職活動で苦戦したり、次の職場でもあまり状況が変わらなかったりするので注意が必要です。
まとめ:設計職を辞めたいなら本気で部署異動や転職を検討しよう
設計職を無理に我慢して続けるリスクや、決断のヒントなどを紹介しました。
設計職で強いストレスを感じている人が現状を変えるための選択肢は、以下の3つです。
- 部署異動できないか相談する
- 転職して職場環境や仕事を変える
- つらすぎるならとりあえず退職する
厳しい意見になりますが、状況を好転させたいなら何らかの行動をするしかありません。
ただ逆にいえば、自分の行動次第で今よりもストレスなく生活を送ることは可能です。
5年後10年後によりよい日常を過ごすためにも、現状を変えるために早めに決断をしましょう。