「研究開発の仕事がきつすぎる…」
「プレッシャーが大きくていつも胃が痛い」
「自分には向いてないと思うけどこの先どうしたらいい?」
このように、研究開発職がきつくて悩んでいませんか?
研究開発は、メーカーの花形ともいわれる人気の職種です。
しかし、実際に働くと入社前のイメージとは異なり、心身ともに消耗してしまう人は多くいます。ストレスを抱えながら働き続けた結果、うつ病などの精神病になる人も少なくありません。
そこで今回は、以下について解説します。
- 研究開発できつさを感じている人のリアルな声
- 研究開発職でストレスを感じやすいこと5選
- 研究開発がきついときの具体的な対処法
結論、今の仕事がつらくて悩んでいるなら「部署異動の相談をする・転職して今の環境を変える・つらすぎるならとりあえず退職する」の3つが現実的な選択肢です。
無料で使える「マイナビメーカーAGENT」なら今後のキャリア相談にも対応してくれるので、ひとりで悩みを抱えている人はぜひ気軽に話を聞いてもらうことをおすすめします。
【後悔する人も】研究開発職がきついと感じている人のリアルな声
仕事で大きなストレスを感じると、視野が狭くなり冷静な判断ができない状態になりがちです。
しかし、研究開発職の仕事に悩みを抱えているのは、決して珍しいことではありません。
Twitterの投稿だけを見ても、同様の悩みを抱えている方は多くいました。
研究・開発職はよく花形と言われるけど、実際は一番きつい仕事やと思う。
— もりま (@morima_rimo) October 28, 2014
研究開発職ってつらいんよね。
8年間やってみてわかったけど実現できるかわからないモノを納期守って作るってプレッシャーが半端ない。
研究開発が死ぬほどおもしろいってメンタリティを持った人じゃないと心を病みそうになる。
— 喜至 @特許をみる株主 (@kishi_IP_invest) November 14, 2018
自分の場合研究自体に向いてないし、研究・開発というのは「目標があやふやなものに対し試行錯誤する」という色々きつい仕事。ただ今の自分には科学的なアプローチしかできないというのもあるから、こういった職に就くことも厭わない
— 月山馨瑞(ケイズイ) (@dolly1004) September 28, 2018
勉強それなりにできて大学の研究室でも意外とすんなりと成果が出たせいで研究開発職に憧れを持って実際に就職してそれ系の部署に居るんだけどいかに自分が向いてないか思い知らされる1年だったのでいよいよ本当に会社辞めたい
— Sho Fish / Hammer Switch (@Sho_Fish_) May 28, 2018
SE職は毎日テレワークで残業も殆ど無くてホワイト企業な感じするけど、研究開発職あまりにも激務すぎるし後輩に紹介できない..
— チョ//ッ/コー (@chokko_ange) August 13, 2020
- ほかの職種よりも研究開発職が一番きついと感じている人
- プレッシャーが大きく、心を病みやすいと考える人
- 曖昧な目標に試行錯誤することがきついと感じる人
- 1年経験した結果、自分には向いてないと思い知った人
- 激務すぎて、知人にはおすすめできないと思った人
研究開発職でストレスを感じている人は、多くいるとわかるはずです。
自身の状況を客観的に捉えるためにも、似た境遇の方の存在を認識しておくとよいでしょう。
研究開発職できつい・つらいと感じること5選
研究開発職でストレスの原因となりやすいことを具体的に紹介します。
- 成功確度がわからないため、常に不安やプレッシャーがある
- 研究開発に割ける時間が意外と少なく、激務になりがち
- 楽しくない単調な作業も多い
- 年収が割りに合わない
- 成果を出さないと使えない人認定される
研究開発職に従事している方なら、共感できる要素があるはずです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.成功確度がわからないため、常に不安やプレッシャーがある
研究開発職でもっともきつさを感じるのは、実現できるか曖昧なのに、納期を守って開発に取り組む必要があることです。
開発職は新たな技術・製品を生み出したり、コスト削減・性能向上につながったりするような研究をしないといけません。
しかし、これらの開発は未開の地を開拓するような作業であり、成功するかどうかは保証されていない内容が大半です。
よって「納期までに開発がうまく進むかな…?」といった不安が常にあり、大きなプレッシャーを感じます。
上司への進捗報告は定期的にする必要があるため、プレッシャーの大きな生活では胃もキリキリしてしまうでしょう。
2.研究開発に割ける時間が意外と少なく、激務になりがち
ゼロイチを生み出す研究開発の仕事には、多くの時間が必要です。
ですが研究開発職には、開発以外に時間を取られる業務が多くあります。
- 参加する必要のない打ち合わせ
- 上司や他部署へ進捗を報告するための会議
- 進捗報告のための資料作り
- 社内独自の活動(安全・清掃関係など)
非常に効率が悪いですが、なくしても支障が生じないような会議や独自の安全活動などがおこなわれていることは珍しくありません。
結果として時間内に仕事を進められず、残業時間に開発を進めるなどして激務になっている人も多くいます。
3.楽しくない単調な作業も多い
研究開発職では、次のような仕事を担当することもあります。
- 機械や設備のメンテナンス
- 実験器具の準備・片付け
- 試験装置のセッティング
- 誰にでもできるようなデータ集め
とくに勤続年数が短い頃は、上記のような雑務やルーチンワーク的な業務を任されることが少なくありません。
もちろん誰かが担当する必要のある業務ですが、単調な作業ばかりしていては将来性を感じられずストレスがたまるでしょう。
4.年収が割りに合わない
多忙な業務量が年収に反映されず、不満を感じる人も多くいます。
研究開発の仕事を楽しめている人ならまだしも、苦痛を感じている人はさらにストレスをためてしまうでしょう。
ちなみに、研究開発職と会社員の平均年収を比較すると、次のような結果となりました。
職種 | 平均年収 |
---|---|
研究開発 | 523万円 |
会社員 | 436万円 |
(参考:求人ボックス給料ナビ「研究開発の仕事の年収・時給・給料」、国税庁「令和元年分民間給与実態統計調査」)
研究開発の平均年収は、全体の平均値と比べると高水準だとわかります。
とはいえ、適切な給料かどうかは仕事内容によるので、年収が割に合わないと感じると誰しも不満に思うでしょう。
5.成果を出さないと使えない人認定される
研究開発職は、結果を出さないと評価されないシビアな仕事です。
そもそも研究がうまく進まなかったり、進捗報告時にうまく成果を伝えられなかったりすると、周囲からの目線が冷たくなります。
優秀な先輩・同僚が多い職場では、失敗が続くと「使えない人材」といったような視線を向けられることもあるようです。
成果を出さないといけないプレッシャーのある環境では、きついと感じるのも無理はないでしょう。
研究開発職がきついときの3つの対処法
この記事をご覧の方には、研究開発職として働いておりつらい現状に悩んでいる方もいるはずです。
そこで本章では、研究開発職がきついときの対処法を3つ紹介します。
- 部署異動できないか相談する
- 転職して今の環境を変える
- つらすぎるならとりあえず退職するのもあり
精神的に余裕がない状態で生活を続けると、最悪の場合取り返しのつかない事態にも発展しかねません。
ただ行動次第では、つらい現状を変えることは十分に可能です。
余裕がないときには視野が狭くなりがちなので、ぜひ本章の内容を参考にして少しずつ状況を変えていきましょう。
1.部署異動できないか相談する
会社の待遇には満足していて研究開発職だけに不満がある場合は、部署異動がおすすめです。
部署異動すると新たな業務を覚えないといけませんが、同じ商材を扱う分、転職する場合よりもスムーズに職場に馴染めます。
研究開発職の経験があることで、ほかの人にはない視点から意見を出せることもあるでしょう。
転職よりも部署異動のほうがハードルが低く感じる人は、一度上司や人事に相談してみてください。
2.転職して今の環境を変える
会社自体に不満がある人や現在の同僚と関わりたくない人は、やはり転職するのが一番です。
転職して職場環境を変えれば、業務量や人間関係の悩みなどをすべて解消できる可能性があります。
研究開発職として働きたくない人は、転職をきっかけに仕事を変えるのもよい選択でしょう。
専門性が高い研究開発職は、転職活動でアピール材料にできることも多くあります。
次章では、転職活動を始める際におすすめのサービスを紹介しているので、気になる方はぜひ一度目を通してみてくださいね。
3.つらすぎるならとりあえず退職する
現状がつらすぎる方は、転職先を決める前に退職するのも1つの選択肢です。
多忙な業務と同時並行で転職活動を進めるのは、心身ともに負担が大きいです。
無理に転職活動を進めて、自分で自分を追い込んでしまっては元も子もありません。
自分の身を守るためにも、つらすぎるなら退職を考えてみてください。
- 上司や先輩に「設計職を辞めたい」と伝えられない人
- 辞めたいと思いながらも、ずるずると続けてしまっている人
- 退職意思を伝えてからの面倒な手続きをしたくない人
上記に当てはまる人は、退職代行Jobsなどの退職代行サービスを利用するのもおすすめです。
退職代行を使うと、会社に直接言いづらいことなどがあっても代わりに対応してもらえます。
退職代行Jobsには、無料でカウンセリングしてくれるサービスもあります。
退職について不安がある方は、1度相談してみてもよいでしょう。
【無料】研究開発職から転職を検討する人におすすめのサービス3選
転職活動を始めるなら、転職エージェントの活用がおすすめです。
転職エージェントとは、完全無料で自分の希望条件に合った求人紹介や応募書類の添削・面接対策などをしてくれるサービスです。
転職市場に精通したキャリアアドバイザーが担当してくれるので、未経験職種を目指す場合でもどんな選択肢があるのか意見をもらえます。
- 「マイナビメーカーAGENT」
製造業やメーカーへの転職を目指す人におすすめ - 「リクルートエージェント」
設計職からほかの職種へ転職を目指す人におすすめ - 「doda」
未経験からのキャリアチェンジを実現したい人におすすめ
研究開発から転職を検討する人におすすめのサービスは、上記3つです。
今後のキャリアに関する相談や求人の閲覧だけにも使えるので、少しでも転職を考えているならとりあえず登録しておくとよいでしょう。
1.マイナビメーカーAGENT:製造業やメーカーに転職したい方向け
こんな人におすすめ | 初めて転職活動をする人 製造業に精通したアドバイザーに相談したい人 |
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対応エリア | 全国 |
公式サイト | https://mynavi-agent.jp/maker/ |
【マイナビメーカーAGENTの特徴】
- 20代から最も支持されている転職エージェント
- 初めての転職でも丁寧にサポートしてくれる
- 決定率を高める豊富な転職支援が受けられる
- 大手ならでは求人数の多さ
- 業界に精通しているアドバイザーばかり
マイナビメーカーAGENTは、株式会社マイナビが運営する「製造業」「メーカー」などに特化した転職エージェントです。
大手のマイナビが運営しているため、求人数が多いだけでなくコンサルタントからの手厚いサポートが受けられます。
製造業に特化していることもあり、業界に詳しいメーカー出身のコンサルタントが多く在籍しています。
「マイナビ」が運営しているため大手の安心感がありつつ、専門性も兼ね備えていることが特徴です。
2.JACリクルートメント:研究開発職で年収600万円以上を目指す方向け
こんな人におすすめ | これまで築いたキャリアを活かして転職したい人 年収600万円以上の求人を探している人 |
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公開求人数 | 約11,500件 |
非公開求人数 | 全求人の約60% |
対応エリア | 全国 |
公式サイト | http://www.jac-recruitment.jp/ |
【JACリクルートメントの特徴】
- 30~50代に強い(転職決定者の70%以上が35歳以上)
- 利用者の満足度が高い(知人や友人に勧めたい方が94.5%)
- 求人・コンサルタントの質が高い
- 大手の優良求人を豊富に扱っている
- 経歴・実績がないと断られることもある
JACリクルートメントは、年収600万円以上の大手企業に転職したい方へおすすめのエージェントです。
大手の優良求人が豊富で、各業界に特化した質の高いコンサルタントが数多く在籍しています。
注意点として、実績が不足していると「紹介できる案件がない」とはっきり断られることもあります。
とはいえ、断られるかどうかは利用してみないとわかりません。
自分の市場価値を確認する意味でも、まずは無料相談してみるのがおすすめです。
3.リクルートエージェント:研究開発職からほかの職種へ転職を目指す方向け
こんな人におすすめ | 職種を変えたいけど何から始めるべきかわからない人 どの転職エージェントがよいかわからない人 |
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公開求人数 | 約127,000件 |
非公開求人数 | 約200,000件 |
対応エリア | 全国 |
公式サイト | https://www.r-agent.com/ |
【リクルートエージェントの特徴】
- 求人数が業界トップ
- 転職支援実績も業界トップ
- あらゆる業界に対応している
- 豊富な実績をもとにサポートしてくれるため内定率が高い
- コンサルタントの交渉力が高い
リクルートエージェントは、求人数や支援実績が業界トップの転職エージェントです。
とにかく幅広い求人を取り揃えているので、どんな方でも希望の求人が見つかります。
また、コンサルタントは豊富な経験やノウハウを持っているので、サポートの質も高いです。
どの転職エージェントを利用するか迷っている方は、まずはリクルートエージェントへの登録をおすすめします。
まとめ:研究開発職がきついなら早めに部署異動や転職を考えよう
研究開発職のきつい部分や、現状を変えるための対処法を紹介しました。
より楽しく日常生活を過ごすためにも、現在の仕事に強いストレスを感じているなら何らかの行動を起こすしかありません。
研究開発職は専門性が高いので、部署異動や転職に向けて動き始めれば比較的スムーズに物事が進みます。
転職先の候補があると知るだけでも少しは心が軽くなるので、このまま同じ仕事を続けるのが嫌な方は求人をチェックしてみるとよいでしょう。