【保存版】生産技術に関する資格8選!合格率や難易度、勉強時間の目安なども解説

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「生産技術に関する資格にはなにがある?」
「生産技術が資格を取得するメリットってあるの?」

このように生産技術の資格取得について疑問を持っていませんか?

未経験から生産技術を目指す場合はとくに、転職で有利になる資格がないか気になりますよね。

では、そもそも生産技術に資格は必要なのでしょうか?

そこで今回は、生産技術として3年の実務経験がある筆者が

  • 生産技術者が資格を取得する必要性
  • 生産技術が資格を取得するメリット
  • 資格を取得する際に考えるべきポイント
  • 生産技術への転職やキャリアアップに有利になる6つの資格
  • すでに生産技術のキャリアがある人におすすめの2つの資格

について詳しく解説します。

この記事を見ればあなたが生産技術としてキャリアを築くために何をすべきか必ずわかります。

ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

そもそも生産技術に資格は必要なのか【必須ではない】

生産技術にとって、資格を保有することは必須ではありません。

なぜなら、生産技術の知見は実務経験によって蓄積されていくものだからです。

未経験から転職を目指す場合でも、応募条件として資格を求められることは少ないです。

資格を保有することにデメリットはありませんが、「生産技術に資格は必須ではない」という前提をもとに資格取得を目指すか判断するとよいでしょう。

生産技術が資格を取得する4つのメリット

生産技術にとって資格は必須ではありませんが、取得することにはメリットがあります。

生産技術が資格を取得するメリットは、以下の4つです。

順に確認していきましょう。

希望するキャリアを実現しやすくなる

自身が携わりたい業務に役立つ資格を取得すれば、希望するキャリアを実現しやすくなります。

なぜなら、資格取得によって得た知見は、上長へのアピール材料になるからです。

資格をもとに希望するキャリアを実現する例をご紹介します。

【資格をもとに希望するキャリアを実現する例】

  • 海外の拠点で活躍したい人
    → TOEICで高得点を取得して、語学力に強みがあるとアピールする
  • 治具や設備の設計をしたい人
    → CADを独学して、設計の知識があることをアピールする
  • 社内の生産技術ノウハウを体系的にまとめたい人
    → 情報処理の資格を取得して、知識をアピールする
  • スマートファクトリー化、IoT化に対応できる人材になりたい人
    → プログラミングスキルを身に付けて、データ解析できることをアピールする

生産技術として実現したいキャリアがある人は、資格を取得すれば上司にアピールできるでしょう。

なお、上記で紹介した資格の詳細は、生産技術への転職やキャリアアップに有利になる資格7選にて解説しています。

社内評価が高まる

自主的に業務に関係する資格を取得すれば、上司にやる気や積極性が伝わります。

また、専門知識を身に付けることで、パフォーマンス向上も期待できるでしょう。

モチベーション高く働き、高い成果を出してくれる人材は、当然社内でも評価されます。

社内評価が高まることは、生産技術が資格を取得するメリットといえるでしょう。

手当をもらえることがある

なかには、資格保有を1つの評価基準としている会社もあります。

このような会社では、資格を取得することで手当をもらえることがあります。

収入が増えることは、多くの人にとってうれしいメリットでしょう。

受験料を負担してもらえることもあるので、資格を取得する際には会社の制度を確認してみることをおすすめします。

転職するときにもアピール材料になる

資格が評価されるのは社内だけでなく、転職活動するときにも1つのアピール材料になります。

未経験からの転職で生産技術に活かせそうな実績がない方は、モチベーションの高さを伝えるために資格取得を目指してもよいでしょう。

生産技術としてキャリアアップを目指す方も、実務の実績プラスαの要素として資格を保有していれば、確実に加点されます。

転職時のアピール材料になることも、資格を取得するメリットといえるでしょう。

生産技術に関する資格を取得する際に考えるべきポイント

生産技術に関する資格を取得するときには、目的を明確にすることが大切です。

理由は以下のとおりです。

【資格を取得する目的を明確にすべき理由】

  • 生産技術に資格は必須ではない
  • 未経験からでも転職して実務経験を積んだ方がはるかに成長できる
  • すべての資格が実務に活かせるわけではない

資格を取得しても、転職成功やキャリアアップが保証されるわけではありません。

以下のように、目的を明確にした上で資格取得を目指しましょう。

【資格取得の目的が明確になっている例】

  • 企業に応募するために取得が必須
  • 自分が理想とするキャリアを築くために必要

資格は取得することが目的ではありません。

あなたが理想とするキャリアの実現につながるなら、資格取得を目指すとよいでしょう。

生産技術への転職やキャリアアップに有利になる資格6選

ここからは、具体的におすすめの資格をご紹介していきます。

生産技術への転職やキャリアアップに有利になる資格は、以下の6つです。

それぞれ詳しく解説していきます。

1.TOEIC

資格名 TOEIC
資格の内容 オフィスや日常生活における、英語によるコミュニケーション能力を幅広く測定するテスト
合格率・難易度 目標点数により異なる
勉強方法 参考書
TOEIC公式の問題集
勉強時間の目安 600点:700時間
700点:950時間
800点:1,200時間
900点:1,500時間
受験方法 公式HPやコンビニで申し込み(年10回開催)
受験料 5,725円

TOEICは自分の持つ英語力をアピールするのにもっとも適した資格です。

ある程度の点数を保有していれば、海外赴任などの希望が通りやすくなります。

生産技術として海外の拠点で活躍したいと考えている方は、 TOEICを取得するとよいでしょう。

英語力は生産技術だけでなく幅広い職種にアピールできるので、何かしら資格を取得をしたい方にはTOEICの学習をおすすめします。

2.CAD利用技術者試験

資格名 CAD利用技術者試験
資格の内容 設計に用いるCADの知識やスキルを証明する資格
試験は細かく分類されており、計8種類ある
合格率・難易度 2次元基礎:約60%
2次元2級:約50%
2次元1級:約30%〜70%
2次元1級(トレース):約30%〜70%
2次元1級(建築):約30%〜70%
2次元1級(機械):約30%〜70%
3次元2級:約50%
3次元準1級:約40%
3次元1級:約20%
勉強方法 参考書
オンラインスクール
公共職業訓練
勉強時間の目安 試験の種類により異なる(2ヶ月〜1年)
受験方法 公式HPから申し込み(年2回開催)
受験料 4,000円〜15,000円

CAD利用技術者試験は、CADに関する資格でもっとも有名なものです。

大きく2次元と3次元にわかれており、2級と1級が存在します。

2次元の1級にはいくつか種類がありますが、基本的には通常のものを勉強するとよいでしょう。

各試験で必要とされる知識や技術が異なるので、このCADを学習する目的が決まっている場合は、使用用途に応じた試験を受けることをおすすめします。

3.機械保全技能検定

資格名 機械保全技能検定
資格の内容 設備のメンテナンス業務に必要な知識を証明する資格
合格率・難易度 3級:約50%
2級:約20%
1級:約15%
特級:データ公開なし
勉強方法 問題集
通信講座
社内の勉強会
勉強時間の目安 50時間
受験方法 公式HPから申し込み(年2回開催)
受験料 4,000円〜19,400円

機械保全技能検定は、工場にある機械や設備の保全知識・技能を証明する国家資格です。

機械系保全・電気系保全・設備診断の3種類の区分があり、それぞれ3級から特級までの4種類があります。

実務経験がない人は、3級のみ受験が可能です。

4.情報処理技術者試験

資格名 情報処理技術者試験
資格の内容 情報処理に関する一定以上の知識や技能を証明する資格
合格率・難易度 20~30%
勉強方法 問題集
通信講座
勉強時間の目安 50時間
受験方法 公式HPから申し込み(年2回開催)
受験料 5,700円

情報処理技術者試験は、ITに関する知識・技能が一定以上の水準であることを示す国家資格です。

試験は全部で13種類あり、試験分野は資格によってさまざまです。

初心者が取得を目指すなら、ITパスポート試験・情報セキュリティマネジメント試験を受験するとよいでしょう。

急速にIT化が進んでいる現代では、取得しておくとアピールできる機会が多いおすすめの資格です。

5.マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)

資格名 マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)
資格の内容 マイクロソフトオフィスのスキルを証明する資格
スペシャリスト、エキスパートの2種類がある
合格率・難易度 スペシャリスト:約80%
エキスパート:約60%
勉強方法 参考書
Webサイト
スクール
勉強時間の目安 40時間
受験方法 公式HPから申し込み(随時)
受験料 7800~11800円

マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)は、オフィスソフトに関する知識を証明する資格です。

ワードやエクセルなどのオフィスソフトを使う企業は多いので、保有しておいて損はありません。

業務のなかで使用することも多いので、作業効率アップも期待できるでしょう。

6.プログラミングスキル

資格名 プログラミングスキル
資格の内容 コンピュータに指示出しをするプログラムを書くスキル
合格率・難易度 言語により異なる
勉強方法 独学
スクール
勉強時間の目安 言語により異なる
受験方法
受験料

資格ではありませんが、今後の需要を考えるとプログラミングスキルの習得も非常におすすめです。

なぜなら、生産技術が業務を行う工場ではIOT化が進んでおり、今後もその傾向は加速していくからです。

スモールファクトリー化・IOT化を進めていくためには、製品品質や設備の稼働状況など、工場のあらゆるデータを管理するプログラムが必要になります。

プログラミングが扱える生産技術者は確実に重宝されるので、将来性のある人材になりたい方は今のうちに学習しておくとよいでしょう。

生産技術が習得すべきプログラミング言語は「Python」

プログラミング言語には、さまざまな種類があります。

これまでプログラミングを学習したことがない人は、どの言語を習得すべきかわからないでしょう。

プログラミングを生産技術の仕事に活かしたいなら「Python」の学習をおすすめします。

「Python」を扱えれば、ビッグデータを解析したり、OK品・NG品を機械判定させたりすることが可能です。

オンラインで完結するスクールで無料体験してみるのがおすすめ

プログラミングの学習方法は、独学・スクールの2種類があります。

インターネット上に学習方法が公開されているので、独学で習得する人も少なくありません。

しかし、完全にゼロから学習すると挫折しやすいので、まずは有料スクールの無料体験でプログラミングの概要を知ることをおすすめします。

もっとも有名なスクールであるテックアカデミーの無料体験では、用語を解説してくれたり簡単なプログラミングの体験ができたりするので、概要を知りたい方は利用してみるとよいでしょう。

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すでに生産技術のキャリアがある人におすすめの資格2選

ここからは、受験に生産技術の実務経験が必要な資格をご紹介します。

前述の資格より生産技術に特化しているものなので、「生産技術そのものに関する資格」を取得したい方は参考にしてみてください。

すでに生産技術のキャリアがある人におすすめの資格は、以下の2つです。

【すでに生産技術のキャリアがある人におすすめの資格】

  1. 生産技術者マネジメント資格(CPE)
  2. 国際認定生産技術者

順に確認していきましょう。

1.生産技術者マネジメント資格(CPE)

資格名 生産技術者マネジメント資格(CPE)
資格の内容 生産技術分野のプロフェッショナルとしての知識全般を身に付けていることを証明する資格
合格率・難易度 約50%
勉強方法 公式のCPE認定テキスト
勉強時間の目安 60時間
受験方法 公式HPから申し込み(年2回開催)
受験料 15,000円

生産技術者マネジメント資格(CPE)は、生産プロセスに関する幅広い知識を証明する資格です。

生産技術として5年以上の経験がある人が受験できるCPEと、10年以上の経験が必要なCPE-M(上位資格)の2種類があります。

難易度はやや高めですが、生産技術の知見を証明する資格として非常に有効です。

なお、以下のような大手企業でも、CPEの取得が推進されています。

【CPEの取得を推進している大企業の例】

  • トヨタ自動車
  • パナソニック
  • ソニー
  • NEC
  • NTT

業界では知名度のある資格なので、転職活動をするときにも確実にアピール材料となります。

生産技術として5年以上のキャリアがある方は、ぜひ取得を検討してみてください。

2.国際認定生産技術者

資格名 国際認定生産技術者
資格の内容 生産技術の分野において、一人前の知識や経験を持った技術者であることを示す資格
合格率・難易度 CMfg-T:60%
CMfg-E:40%
勉強方法 専用教材
模擬試験の問題集
勉強時間の目安
受験方法 公式HPから申し込み(年1回開催)
受験料 18,000円〜38,000円

国際認定生産技術者は、生産技術者協会(SME)が実施する生産技術者のための国際資格です。

生産技術として4年以上の実務経験が必要なCMfg-Tと、8年以上の経験が求められるCMfg-Eの2種類があります。

業界では世界的に認知されている資格で、生産技術として一定の知見があることの証明になります。

まとめ:生産技術に関する資格を取得するならキャリア形成に役立つものを選ぼう

今回は生産技術に関係する資格について解説をしました。

生産技術にとって資格は必須ではありませんが、取得することにはいくつかメリットがあります。

【生産技術が資格を取得するメリット】

  1. 希望するキャリアを実現しやすくなる
  2. 社内評価が高まる
  3. 手当をもらえることがある
  4. 転職するときにもアピール材料になる

しかし、闇雲に資格を取得しても、転職成功やキャリアアップが保証されるわけではありません。

あなたのキャリア形成に役立つかどうか考えた上で、取得する資格を選ぶようにしましょう。

以下の記事では、これから生産技術を目指す人に向けて、生産技術エンジニアの全体像をまとめています。

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